KONAMI


Alien Vol.1
(Japanese)
スイスの芸術家によりデザインされた異星生命体。後ろに細長く伸びた特徴的な頭、そしてその理論的解釈を与えるため、二重顎(歯がある舌)を考案した。映画史に残るこのユニークかつ洗練されたデザインは、のちに登場した世界の様々なSF作品に多大な影響を与えた。商品は、シリーズ初作、脱出艇ナルキッソス号内でリプリーに襲いかかろうとする最も有名なシーンをモデルに造形。 さらに映画からでは判らない緻密なモールドの再現にも拘り、数十枚に及ぶ当時の写真や、芸術家自身が撮影した16ミリ記録フィルムなど、多くの参考資料をもとに製作。頭頂部には透明パーツを採用してリアリティを醸し出している。
Dog Alien Vol.1
(Japanese)
犬に寄生して誕生したニュー・エイリアンの幼生。 とはいえ、かなり成体に近い形をしている。 寄生対象の特徴を併せ持つため容姿は犬に近く、後脚が発達している。当時はこのデザイン決定までに随分と悩んだ様子で、今に残る、様々な形の違う(“没”になった)デザイン資料がそれを物語っている。劇中のドッグ・エイリアン誕生シーンの全身が映るのは一瞬で、画面ではほぼシルエットだった。これに一番近い形をした資料を基に、商品の原型を製作した。
New Alien Vol.1
(Japanese)
初作の監督が人間らしさを排除するため加味した“背中の突起物”を取り除くなどして、更にシャープになった新コンセプトのエイリアン。ドッグ・エイリアンが成長した姿で、惑星フィオリーナ161の労働矯正施設に収容された囚人達を次々と襲う。特撮用に作られた 1/4サイズのパペットをモデルに商品フィギュアを制作。鋭く尖った尻尾や、犬に寄生していたゆえ発達した後ろ脚など、初作のエイリアンと見比べてみるのも面白いだろう。
Warrior Vol.2
(Japanese)
初作のエイリアンと見比べてみると、デザイン変更が加わっている部分がよくわかる。より昆虫らしいデザインに監督が興味を持ったため、指の数は減らされて6本から3本となり、腕が長くなっているのが特徴。また頭頂部を覆っていた半透明のフードのようなものは取り除かれた。商品のフィギュアは、パペット(特撮用人形)のディティールを参考に、クイーンの卵を守ろうとリプリーを威嚇するシーンをモチーフに制作した。
New Warrior Vol.2
(Japanese)
初作のデザインをアレンジして誕生した新エイリアン。 これまでのものに比べて奇抜さが傑出しており、水中を素早く泳いだり、実験室から知的に脱出したりして、当時の観客をおおいに唸らせた。 ニュー・エイリアン同様、脚が逆関節である。 手足の指の間には水かきが見られる。 劇中での複雑な動きを可能にしたのは作品で多用されたCG技術だったことから、そのテクスチャ・マッピングのデータを参考にして商品フィギュアを制作した。 そのため、ディティールは特に凝ったものとなっている。
Alien Queen Vol.2
(Japanese)
惑星LV426(アチェロン)の大気処理工場の地下に巣くうエイリアンの親玉的個体。 卵を生み続ける「女王アリ」に似た生態からこの名がある。初作エイリアンのデザインをもとに監督自身がコンセプトアートを描き、いくつかの変更が加わったのち、この見事なクリーチャーは生まれた。撮影では体内に2人が入って長い腕と短い腕をそれぞれ操作し、脚はオペレーターが外部から操作、加えて入り組んだ油圧式ケーブルが頭部の口や舌などを動かすという物々しさだった。商品のフィギュアはこれとは別に作られた1/4パペット(特撮用人形)を参考にしている。




Face Hugger Vol.1
(Japanese)
8本の触手と1本の長い尾を持つ寄生型の生命体。 寄生対象の顔面に触手で掴むような形で吸着し、口内へ寄生管を挿入して相手の体内にエイリアンの幼体を宿す。寄生が完了すると自身は死滅する。 商品は、シリーズ初作、死んだフェイス・ハガーをアッシュが実験室で調べているシーン撮影で使われたパペットをモデルにして制作。 腹側から見えるグロテスクな内臓らしきものも造形している。
Chest Burster Vol.1
(Japanese)
フェイス・ハガーにより寄生したエイリアンの幼体が成長して体長30センチ程度になった姿。 寄生対象の胸部を内側から破壊して誕生するため、この名がある。後のシリーズ作品でも登場するが、手の長さ等が若干異なっている。 鋭い牙を持つ蛇状の形態で、のち脱皮を繰り返して完全な成体となる。 商品のフィギュアは、シリーズ初作、一等航海士ケインの胸を突き破ってテーブル上を走り抜けるシーンで使用されたパペットをモデルにしている。 劇中では血糊が付いたおぞましい姿だったが、商品はモールドのみの表現にとどめた。
Narcissus Vol.1
(Japanese)
ノストロモ号の脱出艇。 最後の生き残り乗組員となったリプリーが脱出する際に使用した。彼女がこの船内に潜んでいたエイリアンに襲われる場面は有名である。 撮影用に作られたミニチュア模型をモデルに商品の原型を制作。加えて、ラストシーン撮影用に作られた後部ハッチ部のセットを参考に、各部ディティールも再現。
Nostromo Vol.1
(Japanese)
単独で大気圏への突入脱出が可能で、他の惑星で採取した資源を加工する宇宙プラント工場を連結したまま曳航することができる宇宙船。 惑星LV426から発信されたの謎の信号を受け捜索に向かうのだが・・・。 有名な離着陸シーンの撮影に使用された4.2メートルのミニチュアをモデルに商品を制作。船体表面には妥協の無い細かなディティールを再現。惑星表面を模したベースも付属している。
Space Jockey Vol.1
(Japanese)
惑星 LV426から発信されたの謎の信号を受けたノストロモ号の乗組員が地表を捜索した際、正体不明の遺棄船の中で発見した異星人の痕跡。 シリーズ初作の冒頭で登場し、座したまま白骨化しているその様相は、観客に強い緊張感と衝撃を与えた。
映画撮影で使用された大型模型が設定画を忠実に表現しており、商品のフィギュアもこれをモデルに制作している。 勿論、破壊された胸部も欠かさず表現。特徴的な円形の台座にも緻密なモールドが入っている。
A.P.C Vol.2
(Japanese)
植民地海兵隊員を運搬する装甲輸送車。 旋回式砲塔を車体右前面と後部にもつ。 映画予算の都合でオリジナル車体を作ることができず、空港で旅客機をプッシュバックする4WDトーイングカー(牽引車)を撮影現場に持ち込み、監督のデザインコンセプトのもとで改造、軽量化・装飾化を経て特撮用の実車が作られた。 ほかに1/35スケール模型も作られたが、商品では特に実物大のほうを忠実に再現した。
Power Loader Vol.2
(Japanese)
スラコ号船倉に配備された重作業用マシンで、ドロップシップの弾薬装填作業などに従事する。操作するには免許の取得が条件となる。
監督の手により最終デザインが起こされ、対決シーンが再現できるよう、クイーンと同じく実物大と1/4スケールのものが撮影用に作られた。商品は、クライマックスでクイーンとの対決を前に仁王立ちするポーズのものを再現。
Uss Sulaco Vol.2
(Japanese)
惑星LV426(アチェロン)調査のため派遣された連邦植民地海兵隊の宇宙艦。監督が流線型を好んだため、艦はシャープで細長いデザインとなっている。
映画撮影のために作られた特撮用模型は、左側面か上・下面が写るシーンしか撮影されない予定だったことから、細部が左側しか作りこまれていなかった。このため商品も、右側面は左と対称のデザインとして制作した。実際の特撮模型よりも先端のアンテナ部分は大きく後部のエンジンは小さくして、全体的なスリム化に努めた。
Drop Ship Vol.2
(Japanese)
宇宙艦から発進し、惑星大気圏に突入して地表に軟着陸するための輸送艦。A.P.C.と植民地海兵隊のメンバーを収容運搬でき、空中戦用の開閉式兵器ポッドを両翼および機体中腹にもつ。
監督自らがAH-64型アパッチ・ヘリのプラホビーを改造して作ったミニチュアから最終デザインが起こされ、映画の撮影用模型(実物大と1/12スケール)が作られている。商品の制作ではこれらを参考資料とした。特に映画前半に登場する1号機がおもなモデルとなっている。各兵器ポッドは開閉が可能。
New Born Vol.2
(Japanese)
人間のDNAを持った全く新しいコンセプトのクリーチャー。死神のようなドクロ顔ではあるが外見的にどこか霊長類に近く、また「親」を想う感情を持っているのか、穏やかな表情を見せるシーンもあった。
商品フィギュアは映画撮影に使われたパペットをモデルにしている。ただしパペットには下半身がなかったため、この部分のみ別資料を参考にした。誕生してすぐクイーンを見つめるシーンがモチーフとなっている。